「解体工事にはどれくらいの期間が必要?」
「解体工事のスケジュールの流れはどのようになるの?」
解体工事の検討をする際には、工事の流れや工事期間について疑問に持つ方もいるでしょう。
解体工事は、建物を解体して土地を更地にする工事です。
高額な費用もかかるため、工事前に解体工事の流れや必要な手続きなどをしっかり把握しておくことが大切です。
この記事では、解体工事の流れとして契約から引き渡しまでの手順を詳しく解説します。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
解体工事の流れ①:契約締結まで
解体工事を実施するにあたり、解体専門業者との本契約までには「約1ヶ月」を見積もるのが一般的です。
契約に至るまでの主な段階とそれぞれの期間の目安は、以下のとおり。
・業者選定:約2週間
・現地調査の立会い:最大1週間
・見積りの比較検討:約2週間
・正式契約の締結:最大1週間
まず最初は、適切な解体業者を選ぶことです。
国内には多数の解体業者が存在し、それぞれのニーズに合った業者を見つけるには時間が必要です。最適な2〜3社に絞るためには「約2週間」を要します。
選択した業者には、見積りの作成のために現地での調査を依頼します。現地調査では、解体予定の建物の規模や周辺環境などが詳細に調べることが可能です。
多くの場合、依頼者が現地調査に同行し、その場で業者と直接確認することが推奨されます。現地調査は一般に見積り依頼後「1週間以内」に行われることが多いです。
見積り後は、各提案をじっくり比較検討します。
コストや工期の詳細を検討し、最終的に契約を進める業者を選定。見積り作成には現地調査の結果をもとに「約2週間」を要します。
解体業者が決定したら、正式な契約の手続きに移行。
業者から契約内容の詳細説明があり、解体工事の準備に関する案内が行われます。契約書の締結は提案受けてから「約1週間」で完了することが一般的です。
人気の業者は予約が埋まることもあるため、業者の選定から契約締結までを迅速に進めましょう。
解体工事の流れ②:工事開始の準備
解体工事を始める前には、いくつかの準備作業が必要で、準備には約1か月かかります。
工事前の主要な手続きと工事期間は、次のとおりです。
・必要書類の作成と提出:約1週間
・ライフラインの停止と撤去の手続き:最大2週間
・住居の整理:3日程度
・近隣住民への挨拶:半日程度
最初に行うのは、解体工事に必要な「建設リサイクル法の申請」「解体工事届出書」や「道路使用許可申請書」などの書類の作成と提出です。
書類は解体業者が担当しますので、依頼者が特に心配する必要はありません。
必要書類の作成と提出には、「約1週間」かかります。
次に、電気・ガス・水道などのライフラインの停止または撤去に必要な申請を行います。
電気とガスは撤去申請が必要で、水道は工事中に一時的に停止するための申請が必要です。
手続きには「最大2週間」かかることがありますので、迅速に関連する契約会社へ連絡を取って申請を進めましょう。
また、家具や物品の選別や不要品処分などの整理は、依頼主が自ら行う必要があります。
時間的に困難な場合は、遺品整理専門業者の利用も検討しましょう。
住居の整理作業には「3日程度」が見込まれます。
工事が近づいたら、近隣住民に対して事前の挨拶をします。通常、解体業者が同行し、工事に伴う騒音や振動について説明します。
挨拶の範囲によって異なりますが「半日程度」で終了することが多いです。
解体工事の流れ③:工事実施
準備が整い次第、解体工事がスタートします。
一般的に木造住宅の解体には「約2週間」が必要です。工事期間中の各工程と所要時間は以下の通りです。
・養生の設置:約1日
・屋根の解体:約1日
・内部解体作業:約3日
・建物本体の解体:3〜7日
・基礎の撤去:約2日
・廃材の処理:約1日
・解体現場と周辺の清掃:約1日
工事の初めに、養生シートの設置と足場の組み立てが行われます。
工事中に発生するほこりや騒音が近隣に漏れるのを防ぐためであり、屋根解体作業を安全に行うためにも不可欠です。養生の設置は通常「1日程度」で完了します。
次に屋根の解体を行い、内部解体作業に移ります。
屋根の解体は主に手作業で行われ「約1日」で終了。
内部解体では、異なる材質の廃材を適切に分別しながら進めるため「約3日」を要します。
建物本体の解体には、重機を用いて行われ「最大7日間」が必要とされています。
建物の上部構造が取り除かれた後、コンクリート製の基礎の撤去に「約2日」が必要です。
最後に、解体工事で発生した木材やコンクリート片などの廃材の処理に「約1日」と現場及び周辺の清掃「約1日」が行われ、工事完了となります。
解体工事の流れ④:工事終了後の引き渡しと手続き
解体工事の完了後、多数の重要な手続きがあり、通常「約2週間」の期間を要します。
工事終了から引き渡しまでと必要手続きの期間は以下のとおりです。
・土地の正式な引き渡し:約半日
・追加請求の確認および支払い:約1週間
・建物滅失登記の申請:最大1週間
工事終了後、最初に行うのは土地の引き渡しです。
敷地内に残留物がないか、廃材が適切に処理されているかを「約半日」ほどかけて慎重に確認します。
引き渡し作業が無事に完了すると、解体工事の最終費用の清算に移ります。
追加で発生した費用がある場合は、詳細と金額を丁寧に確認し、支払いは土地の引き渡しから「1週間以内」に行うのが一般的です。
最後に、建物が正式になくなったことを法的に記録する建物滅失登記を行います。申請は解体業者から提供される書類を使用して、手続きを「最大1週間」で完了させます。
まとめ
この記事では、解体工事の流れとして契約から引き渡しまでの手順を詳しく解説しました。
一般的な住宅解体の全工程期間は「約1ヶ月から3ヶ月」です。
解体工事は大掛かりな工事です。
事前に作業手順や工程などを良く理解し、工程ごとの流れや注意点、工事期間などを十分に把握しておきましょう。
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