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ー解体工事中はどのような流れで進む?解体のプロが丁寧に解説しますー

実家や自宅の解体を考えている方のなかには、下記のように解体工事の流れを把握したい方も多いのではないでしょうか。

・解体工事ってどのような流れで行うの?

・差し入れのタイミングを知るために工事の流れを把握しておきたい!

今回は、解体工事中の流れを解説します。解体工事の予定がある方は、ぜひ最後までご覧くださいね!

 

解体工事の流れ|施工中

解体工事中の流れは下記のとおりです。

・養生シートと足場の設置

・家に残っている不用品の片付け

・屋根撤去

・内装取り壊し

・重機の搬入

・建物本体の解体

・建物基礎の撤去

・地中埋設物の確認と撤去

・産業廃棄物の処理

・工事現場と周辺の掃除

これからそれぞれの工程の流れを具体的に解説するので、チェックしてみてくださいね!

 

養生シートと足場の設置

工事に取りかかる前に、養生シートと足場の設置を行います。養生シートとは家の周りを覆うカバーのことで、防音・防炎シートやメッシュシートなどさまざまなタイプのものがあります。

皆さんも「防音シート」と書かれたグレーのシートが、工事中の家の周りに設置されているのを見たことがあるのではないでしょうか?皆さんのイメージにあるように、一般的な木造一軒家を解体するときには、騒音と粉じん飛散対策のために「防音シート」が使われることが多いです。

 

また、養生の設置工程では足場の組み立ても行います。足場は、屋根などの高いところのものを撤去するために必要です。一般的な一軒家の解体工事では、「くさび式足場」が採用される傾向にあります。

くさび式足場とは、支柱の鉄パイプの緊結部に手すりなどを金具のクサビでかたく結んで組み立てる足場のことです。比較的簡単に作れるため設置にかかる工期が短く済むうえに安全性も高いため、一般的な家屋の解体工事でよく使われているのです。

 

家に残っている不用品の片付け

解体する家に家具や家電などの不用品が残っている場合には、解体工事に取りかかる前に業者の方で片付けます。具体的には、家電をリサイクル法に従って適切に処分したり、骨董品を買い取ったりします。

ただし、不用品や家庭ゴミの回収には一般廃棄物処理収集運搬業などの特別な許可が必要になるため、業者に頼めない場合もあるので注意が必要です。不用品の片づけや家庭ごみの処分まで任せたい場合には、事前に不用品回収までできる業者かホームページなどでチェックするようにしましょう!

 

屋根撤去

養生の設置が完了すれば、屋根の撤去を始めます。日本家屋の多くが屋根瓦なので、一つひとつ手作業で瓦を取り外していきます。屋根材をすべて取り外したら、固定されている釘などを工具を使って外します。

 

内装取り壊し

次に、内装部分を手作業で取り壊します。内装とは、お風呂場やトイレ、照明器具などです。ハンマーなどの専用工具を使って、一つずつ丁寧に解体を進めます。取り壊し作業と同時に、ガラス片や木片などの廃材を掃除しながら分別します。

 

重機の搬入

次に、建物本体を解体するための重機を搬入します。

十分な広さがある場合には、敷地内へ直接重機を駐車しますが、ないときには近くの駐車場や空いている土地に駐車する場合が一般的です。また、敷地前に段差があったり、前面の道路が狭かったりと、重機の搬入が難しい場合には重機作業ではなく手作業になるため搬入工程がないこともあります。

 

建物本体の解体

家が空っぽになって重機の搬入が完了すれば、いよいよ建物本体の解体を行います。重機で壊していくので、一般的な木造一軒家の場合には数日で終わります。

ただし、手壊しで行う必要がある場合には工期がかかるため、スケジュール感が心配な場合には業者に相談してみてくださいね。

 

建物基礎の撤去

建物本体の解体後は、建物の下にある「基礎」を撤去する必要があります。基礎には、べた基礎・布基礎・SRC基礎の3種類があり、いずれもコンクリートが含まれているので専用の重機で撤去していきます。

 

地中埋設物の確認と撤去

基礎部分を撤去したら、土地の下に「地中埋設物」があるかどうかを確認します。地中埋設物とは、土地の下に埋まっている産業廃棄物や家庭ごみなどの廃材や、古い基礎・井戸・浄化槽のことです。法規制が厳しくなる前に、悪質な業者が産業廃棄物を処理するために埋めたものです。

地盤沈下につながる可能性があるなど、土地の利用に影響を及ぼす場合には、業者の方で速やかに撤去します。

 

重機の搬出

建物本体や基礎、地中埋設物の撤去で使用した重機を搬出します。

実は重機の搬入・搬出時にもクレームが発生する可能性があります。重たい重機をトラックに載せて運ぶため、小さな振動が発生しやすいからです。そのため、優良な業者では振動トラブルが発生しないように、搬入・搬出する時間帯に気を付けて行います。

 

産業廃棄物の処理

建物の撤去が完了したら、解体中に発生した産業廃棄物の処理を進めます。さまざまな種類の廃材が発生するので、がれき類やコンクリート片、木片など産業廃棄物の種別ごとに細かく分別していきます。

分別が終わると、それぞれの産業廃棄物を「中間処理場」へ運搬します。ただし中間処理場へ運搬できるのは、「産業廃棄物収集運搬業」の許可を得た業者のみです。許可を得ていない業者では運搬できないため、産業廃棄物の処理まで任せたい場合には許可業者を選ぶようにしましょう。

 

工事現場と周辺の掃除

産業廃棄物をまとめ終わったら、重機の搬入・搬出で使った道路上の泥や敷地内のゴミを掃除します。水を使いながら泥を丁寧に落としていきます。

 

整地

必要がある場合には、整地まで行います。土地を解体した後の状態は「粗整地」と呼ばれる状態が一般的です。粗整地とは、石や草木などを除去した上からローラーなどの専用の道具で、土をならした状態です。

駐車場や新築建て替えなど、家を解体したあとの利用方法が決まっている場合には、「砕石舗装アスファルト舗装・土間コンクリート」まで行うことがあります。整地まで解体業者に依頼したい場合には、事前に相談しておくとスムーズです。

なお、解体工事前後の流れは「ー解体工事のスケジュール紹介!契約・着工前・工事中・完了後別に解説ー」で解説しているので、参考にしてみてくださいね!

 

まとめ

解体工事中の一般的な流れは、下記のとおりです。

・養生シートと足場の設置

・家に残っている不用品の片付け

・屋根撤去

・内装取り壊し

・重機の搬入

・建物本体の解体

・建物基礎の撤去

・地中埋設物の確認と撤去

・産業廃棄物の処理

・工事現場と周辺の掃除

家の周りをシートで覆ってから、家の撤去を進めていく流れです。また、解体して終わりではなく、解体中に発生した廃材などの処理や、泥などの汚れをきれいに掃除する工程もあります。

株式会社NEXTでは、一軒家の解体工事や不用品の処分を手がけています。「実家の解体工事も不用品の処分も任せたい」「空き家の解体工事の流れを詳しく聞きたい」などのご質問は、お気軽にNEXTまでご相談ください。

2023.12.22