実家や自宅にある塀の解体工事を考えている方のなかには、下記のような疑問や悩みがある方も多いのではないでしょうか。
・どれくらいの費用が必要?
・解体が終わるまでどれくらいの日数がかかる?
・解体中にご近所とのトラブルが発生しないか心配…
今回は、塀の解体工事にかかる費用相場や工事の流れを初めての方向けにわかりやすく解説します。また、工事前にチェックしておくと良い注意点もまとめたので、工事に関する疑問点や不明点をなくせるでしょう。
解体工事の予定がある方は、ぜひ最後までご覧くださいね!
塀の解体工事にかかる費用相場
ブロック塀や万年塀を取り壊す際にかかる費用相場は、「1平方メートルあたり2~8千円程度」です。費用に差がある理由は、大きさや高さによって単価が変わるからです。
一般的には大きければ大きいほど単価が安くなる傾向にありますが、高さがある場合には解体する手間がかかるため、割増料金が発生するケースもあります。
また、家と一緒にまとめて解体する方が重機をそのまま使える場合があるため、単体で解体するよりも安くなる傾向があります。
少しでも解体費用を安くしたい場合には、単価を低くする方法を業者に聞いてみてくださいね!
塀の解体工事の流れ
塀の解体工事の一般的な流れは、下記のとおりです。
・解体業者の選定〜契約
・近所への挨拶まわり
・(家本体を解体)
・手作業で塀を撤去
・廃材の処理
・作業完了確認
まず、解体してもらう業者を探して契約する必要があります。業者ホームページの施工事例やお客さまの声、SNSなどから、塀の解体を手がけている業者を探しましょう。
解体業者との契約が決まれば、工事に向けて準備を行います。近所への挨拶まわりも重要な準備の一つです。隣家の近くにある場合には、騒音やチリ・ホコリの飛散が激しくなるので、工事音や粉じんで迷惑をかける旨を伝えます。
そして、準備が終われば、いよいよ解体工事の始まりです。一般的な住宅にある塀はそこまで大きくないため、手作業で壊していくことが多いです。ハンマーなどの専用工具を使って、丁寧に取り壊していきます。
壊したあとには、コンクリート片やがれきが出てくるので、処分を行います。正しく分別して、中間処理場へ運搬するまでが、一連の廃材処理の工程です。
小さなコンクリート片まできれいに掃除したら、作業の完了報告を施主に行います。施主の方は、「隣家の壁や屋根は傷ついていないか」「基礎部分までしっかり撤去されているか」を業者と一緒にチェックしましょう。
以上、一般的な解体工事の流れでした。
一般的には、解体業者選び〜撤去作業の完了報告まで「1ヵ月程度」かかります。塀自体の撤去作業は、1〜2日程度で終わります。ただし大きさや隣家との距離感によって、多少工程が増えたり減ったりしてスケジュールや日数が変わる可能性があるので、業者に確認してみてくださいね!
塀の解体工事前に押さえるべき注意点
これから、解体工事前にチェックしておくと良い注意点について、下記3つを解説します。
・解体工事前後の挨拶まわりは業者と一緒に行う
・撤去用の補助金が使えないか事前に確認する
・複数の業者に見積もりを出してもらう
1つ目はトラブルを回避するうえで重要なことで、2つ目は少しでもお得にするうえで大切なことです。そして3つ目は、トラブルも金銭面も後悔しないために押さえておくと良いポイントです。
特に解体工事を頼むのが初めての方は、それぞれチェックしておくことをおすすめします。それでは、一つずつ見ていきましょう!
塀の解体工事前後の挨拶まわりは業者と一緒に行う
近所への挨拶まわりは、施主も業者と一緒に行うようにしましょう。一緒に行うことで、近所の人から安心してもらえるからです。
挨拶まわりをしたことがない場合には、業者の方から「何を粗品として渡すと良いか」「日程はいつがいいか」「どこの範囲まで挨拶すれば良いか」など、挨拶まわりのアドバイスがもらえるので安心してくださいね!
特に工事前の挨拶まわりは、丁寧にすることを心がけると良いでしょう。塀は頑丈なコンクリートでできているので、想像以上に近所へ音が響くからです。
事前に挨拶をしておけば、騒音のクレームを回避できる可能性があります。クレームが発生すると、工事自体を中止する必要が出てくる場合もあるので、業者に同行して近所の方へ工事をしっかりと知らせておきましょう。
塀撤去用の補助金が使えないか事前に確認する
実は、撤去費用には地方自治体が提供する「補助金」を使える場合があります。例えば、富山県の富山市では、倒れる危険性が高いブロック塀の除去工事費用に対して、最大10万円補助する制度を設けています(※1)。
ひび割れがあるものや傾いているものに対しては、補助金が使える場合もあるので、業者や自治体に確認を取ると良いでしょう。ただし工事が開始されてからだと、助成されない可能性もあるので、見積もりの段階で相談しておくことをおすすめします。
少しでも解体費用を節約したい方は、補助金を探してみてくださいね!
複数の業者に見積もりを出してもらう
見積もりを依頼するのは、1社だけでは不十分です。なぜかというと、相場よりも解体費用が高かった場合に交渉できないからです。
2社以上の見積書があれば、日数や人柄は良いものの金額だけが高く感じる場合に、安い方の見積書を持って費用を下げてもらえないか交渉ができます。
また比較する見積書があれば、内訳が記載されていないなどの悪質な見積書にも気づくことができるので、金銭的なトラブルも回避できます。
複数の業者に連絡を取るのは面倒かと思いますが、トラブルのリスクをなくすためにも、最低でも2社以上に見積もりを出してもらいましょう。
まとめ
実家や自宅にある塀の撤去費用は、「1平方メートルあたり2~8千円程度」が相場です。また、塀自体の撤去工事には1〜2日程度、問い合わせから完了報告までには1ヵ月程度かかります。
解体工事をスムーズに終えるうえでは、2社以上への見積もり依頼が重要なポイントです。複数の見積書を依頼することで、金銭的なトラブルを回避できるので、スムーズに工事を始められます。また、かかる費用を比較できるので、よりお得な業者と契約するうえでも重要です。
富山県・魚津市の株式会社NEXTでは、一軒家の解体工事や遺品整理を手がけています。近隣トラブル対策として、事前の挨拶まわりや粉じん・騒音対策を徹底して行っておりますので、安心してご依頼いただけます。
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