大切な身内や親戚が亡くなった場合に、部屋や残された物を片付ける必要があります。遺品整理をこれから行う人のなかには、下記のように悩みや疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?
・そもそも何から始めるべきかわからない
・自分の代わりに業者に頼む場合には何からすればいい?
・何から捨てていけばいい?
そこで今回は、遺品整理について何から手を付けるべきかわからない方向けに、自分で行う方法と業者に頼む方法に分けて解説します。業者に依頼する手順を通じて、最適な業者を選ぶコツも理解できるでしょう。
何から行うのか・どのように進めるのかを知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
遺品整理を自分で行う手順
遺品整理を自分で行う場合には、何からすれば良いのでしょうか?まずは、自分で行う手順を紹介します。具体的な流れは、下記のとおりです。
1.適切な服装・必要な道具をそろえる
2.いらない物と残す物に分ける
3.いらない物を処分する
自分でする場合には、適切な服装と必要な道具をそろえることから始まります。自分で片付ける方法は、時間をかけて整理したい方や個人との思い出に浸りながら整理したい方におすすめです。
では、それぞれの工程で行うことを具体的にチェックしてみましょう。
遺品整理に適した服装・必要な道具をそろえる
自分で行う際には、初めに適した服装と道具を準備する必要があります。服装と道具は特別なものが必要になるわけではなく、自宅や実家にない場合にも百均やスーパーなど身近な場所で売られているものでそろえられます。
大型の家具を動かす際やクローゼットの中を掃除する際には、ほこりが舞うため汚れても問題ない服を着るようにしましょう。
手元と足元はそれぞれ、軍手などの頑丈な手袋とスリッパを着用して、家具の鋭利な部分でケガをしないようにしっかりと守ることをおすすめします。
また、スムーズに進めるうえで、いくつか必要な道具があります。最低限そろえると良い道具は、下記のとおりです。
・大きなごみ袋
・ビニールの紐
・段ボール
・ガムテープ
大きなごみ袋は靴やカバンなどのゴム製品、下着などの布類などの燃えるゴミをひとまとめにする際に役立ちます。また、段ボールはネットオークションに出すものや大切な思い出の品など保管しておきたいものをまとめておくと良いでしょう。
いらない物と残す物に分ける
次に、いらない物と残す物に分けていきます。残す物のリストは下記のとおりです。
・クレジットカード
・マイナンバーカード
・健康保険証
・銀行通帳
・携帯
・不動産関係の書類
上記のように、故人の個人情報関係のものは基本的には残すようにしましょう。特に、捨てても良いか判断がつかない書類やカードは、そのまま残しておくことをおすすめします。手続きや相続のために必要になるケースがあるからです。
また、貴金属や骨董品など売れる可能性がある物も捨てずに取っておくと良いでしょう。捨ててしまってから後悔しないためにも、家族や親せきと相談しながら進めてくださいね。
いらない物を処分する
最後に、いらない物を処分しましょう。いらないからといって、森や川に捨ててしまうと、不法投棄の罪に問われますので注意してくださいね。
不用品を処分する際は、下記の方法から選ぶことをおすすめします。
・専門の買い取り業者に出す
・フリマ・ネットオークションに出品する
・自治体に引き取ってもらう
・リサイクルショップに出す
・不用品回収業者に回収してもらう
・家族や親戚で分ける
例えば、アンティーク家具や貴金属など価値が高い物は、買い取り業者やフリマに出すと、高値で売れる可能性があります。不用品の種類に合わせて適切な処分先を選べば、お金に変わる場合がありますのでよく検討すると良いでしょう。
いらない物をすべて処理できれば、遺品整理は終了です。
遺品整理を業者に依頼する手順
では、業者に任せる場合には何からすれば良いのでしょうか?一般的には、下記の手順で行われます。
1.遺品整理を依頼する業者を選ぶ〜契約する
2.現地立ち会う
3.業者に不用品を処分・買い取りしてもらう
1番初めにすることは、業者の選定です。業者に遺品整理を任せる場合にも、業者選びや現地立ち会いなど依頼者側がしなければならない工程もあるので注意しましょう。
業者に依頼する方法では整理を任せられるため、ごみや不用品など物が多い部屋を片付ける場合におすすめです。では、それぞれの内容を詳しく解説します。
遺品整理を依頼する業者を選ぶ〜契約する
業者に委託する場合には、まず遺品整理を頼める業者を選ぶ必要があります。下記が任せられる業者の例です。
・解体業者
・遺品整理・生前整理専門業者
・ゴミ屋敷の片付け業者
解体業者とは、故人が住んでいた家の取り壊し作業の際に、遺品整理も行ってくれる業者のことです。家の解体と片付けを一緒に済ませられるため、誰も住む予定がない場合には解体業者が最もおすすめです。
また、ごみや物ががたくさんある家の場合には、ゴミ屋敷の片付け業者に依頼するとスムーズです。
それぞれの業者で頼めることや料金が異なるため、業者のホームページをよく確認し、2〜3社ピックアップしましょう。
そして、ピックアップした業者に見積もりを依頼して、具体的な料金や日程を見比べて、納得できる見積もりを提示してきた業者と契約を結びます。
業者の選定から契約までは、業者に依頼して後悔しないうえで、とても重要な工程です。
遺品整理に立ち会う
当日には、作業現場への立ち会いが求められる場合があります。ただし、作業現場から遠方にお住まいの場合や仕事などの都合でどうしても調整できない場合には、不要になる場合もあります。
業者によって現地立ち会いの有無が異なりますので、事前に相談するようにしましょう。
業者に不用品を処分・買い取りしてもらう
片付けが完了すれば、まとめた不用品を処分する必要があります。遺品整理を行う業者の中には、不用品の処分や買い取りまで任せられる業者もいます。
自分で片付ける手間を省きたい場合には、不用品の処分・買い取りまで任せられる業者に依頼しましょう。
まとめ
今回は、遺品整理の際に何から始めるべきかについて、自分で行う場合と業者に依頼する場合に分けて解説してきました。
片付けの手間を省きたい場合には、業者への委託がおすすめです。株式会社NEXTでは、解体工事や遺品整理を手がけています。「産業廃棄物収集運搬業」の許可を取得していますので、不用品回収・リサイクル品・骨董品買い取りまで対応が可能です。
「物を片付けるときに何から始めればいいか教えてほしい」「解体業者に頼む場合には何から行えばいいか知りたい」などのご質問は、お気軽にNEXTまでご相談ください。